2018年2月6日火曜日

町田市農業研修農場(萬松寺)を紹介します



町田市からの委託で運営する農業研修農場
(萬松寺)


 たがやす人を訪ねて②
 その弐


ちょっと前の様子ですが、萬松寺の研修風景をご紹介します。
萬松寺とは、町田市が農業の担い手育成のために開設、たがやすが管理運営を委託されている町田市農業研修農場の通称です。



見学に行ったのは9月の土曜日。
8:30、農場には既にスタッフと研修生が作業準備をしていました。
855、ビニールハウス内でその日の作業の説明が始まりました。スタッフリーダーで、たがやす理事長でもある宮脇さんのレクチャーを研修生がメモしながら聞きます。
よどみなくテキパキしたレクチャーは綿密な下準備に基づいたもの。研修内容を的確に伝え習得してもらうため、研修生と程よい距離をおき、緊張感を保っています。
スタッフの渋谷さん、桃田さん、天野さんが時には助け舟アドバイスをしながら見守ります。





 
栽培する品種・肥料などすべてスタッフ側で指定のもと、1人が72㎡を担当して、68品目ずつをカリキュラムにそって栽培します。
生産履歴を残すこと、使用して良い消毒液とその倍率も決められています。
研修は
2年間のカリキュラムで、この日は2年目の7期生と1年目の8期生各7人が出席。
消毒や追肥、間引きの具体的なやり方と注意点などを聞いて、自分の区域に実施しなくてはなりません。




 
レクチャーが終わると外へ出て、まずは堆肥の作業から。
一輪車に馬ふんを積み込み、堆肥が高く積み上げられた保管場所のてっぺんまで押し上げます。勢いをつけて、どの方向に押し上げるか狙いをつけてやらないと上がり切れません。堆肥の材料には野菜の残渣と落ち葉・ぬか・馬ふんを使い、何度も混ぜて完熟させたもの。余り野菜も無駄にしないよう、手間をかけて活用しているのです。



 

堆肥積み上げで汗を流した研修生は、自分の野菜の作業を開始。
自己流で野菜を植えてうまく育たなかったけれど、研修で習ったことを実践すると野菜が見違えるほど良く育つんです!とうれしそうに話してくれる研修生の言葉に、こちらも笑顔になりました。

 
 



「ここの研修の質の高さは出来た野菜を見ればわかる」と各方面から高い評価を受けており、来春からは9期生を迎えます。どの作業もしっかり身につけて自信を持てる農業人を育てたいと、スタッフは今日も畑の見回りやフォローに駆け回っています。

 
 

 

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